桑原君仲は民間棋客(四段)としてよりも詰将棋作家として高名で、 「将棋玉図」、「将棋極妙」の二図式集を著している。八十八は君仲の 将棋仲間の江戸町人であろう。 本局の序盤、君仲の指し手は正に縁台将棋のレベル。開戦早々たち まち駒損に陥り必敗形に。しかし詰将棋作家だけあって終盤力では八 十八よりかなり勝っていた様で、73手目4三銀不成の突進で事件発生。 以下あっさり逆転し終盤は逆に大差となってしまった。