望月仙閣は詰将棋の創作も得意だった様で、遊び心あふれる幾つかの作品を残している。別図は古図式の佳作としてよく紹介されているもの、初見の方はぜひ解いてみて頂きたい(15手詰め)指し将棋でも本局29手目玉頭位取り≠フ7五歩など独特のセンスを発揮している。当時では相当ユニークな指し方であっただろう。与都(よのいち)は盲人棋客である。本局は個々の指し手の善悪はともかくなかなかの熱戦であり、敗れたとはいえこの将棋を空で戦い抜いた棋力は相当なものと思う。