檜垣是安は雁木囲いの創案者*煤A初代宗看に争い将棋を挑み香落ちは勝ったものの、角落ち番を敗れ悲憤の余り間もなく世を去ったと言う是安吐血の一戦#゚劇の人との伝で知られるが、いずれも根拠無く単なる巷説にすぎない。但しかなりの実力者(五段格?)ではあった。北村何求については本書に美濃の人とある以外詳細不明。是安と香落ちの手合いなら相当な腕前のはずだが、本局は将棋の戦い方そのものを模索中の黎明期に指されたことを差し引いても駒組みから仕掛け、中終盤に至る手順に疑問点が多い。おそらく是安の若い頃、低段時代の対局ではないだろうか。