| §61.脇システム | ||||||||||||||||||||||||
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| 【脇システムの基本形】 角が向かい合う「脇システム」。基本形は先後同型です。 |
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| ★角をぶつける★ | ||||||||||||||||||||||||
| 後手の△6四角に対して▲4六角とぶつけるのが「脇システム」の組み方。 ここからは普通に王様を囲っていきます。 お互いの角が常に交換できる状態なので、なるべく隙を見せないことが大事。 第1図は先後同型になっています。 ここから色々な戦い方があるので代表的なものだけ見ていきましょう。 |
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| ★MEMO(研究が生かせる戦型)★ この「脇システム」はテーマ図がハッキリしているので事前の研究が生かしやすいのが特徴。 ある程度予習して大会などで用いれば心理戦でも十分な効果を発揮します。 裏を返せば矢倉党を目指すなら一応の対策は用意しておかないといけないとも言えますね。 |
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| 【仕掛け・その1】 「角交換型」。一番シンプルだが・・・ |
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| ★角交換型★ | ||||||||||||||||||||||||
| 「仕掛け」という感じではありませんが、アッサリ▲6四角と取って△同銀に▲4六銀と出る順があります。 再び先後同型になりましたが、今度は後手の方に手番が回っているのが大きな違い。 あえて後手の方に仕掛けさせて反撃を狙う作戦です。 |
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| ★MEMO(ポイントその1)★ 形勢の良し悪しが判断できる局面ではありませんが、やはり手番を相手に渡してしまうので少し消極的な感じがします。 第2図から具体的には△4九角と打って、次に△7五歩を狙うのが有力。 先手は▲6一角、▲6八角、▲5七銀などで対抗していく展開が考えられます。 |
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| 【仕掛け・その2】 「端歩突き越し型」。これは知らないと対応に困るかも。 |
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| ★端歩突き越し型・3五歩★ | ||||||||||||||||||||||||
| 先手、後手共に端歩を突き越した形。 ▲3五歩△同歩▲3五歩が知らないと指せない仕掛けです。 何故かと言うと第3図では△3六歩という反撃が見えるから(以下▲4六銀△4五歩)。 果たしてこれにはどう応じるのでしょうか? |
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| ★二枚換え★ | ||||||||||||||||||||||||
| 第3図からすぐに△3六歩▲4六銀△4五歩は▲6五歩と突き返されて先手が指しやすくなります。 そこで後手は一工夫加えます、それが△8六歩。 これに対して▲同歩と取るのは△8五歩と「ツギ歩」の攻め(取れば△同飛が王手角取り)が厳しいので▲同銀が正解。 この交換を入れてから△4五歩を決行します。 ▲6五歩には△8六角〜△4六歩と応じて銀2枚と角の「二枚換え」。 しかし落ち着いて▲4六同歩とした局面はまだまだ難しい局面なのです。 |
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| ★MEMO(ポイントその2)★ 二枚換えで後手が得をした感じがしますが、実際は▲7一角成の狙いを「歩切れ」という点を考慮してほぼ互角と言えます。 この攻防はお互い手を尽くした感があり、非常に参考になる順だと思うので覚えておかれると良いでしょう。 |
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| 【仕掛け・その3】 「端歩付き合い型」。先手は棒銀で仕掛ける。 |
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| ★端歩付き合い型・棒銀★ | ||||||||||||||||||||||||
| 今度は先手、後手共に両端歩をひとつずつ突いた局面での仕掛け。 先手は▲6四角〜▲2六銀として棒銀で攻めるのが有力です(単に▲2六銀もある)。 後手の銀の方が早く四段目に出ましたが、それ以上に次の▲1五歩と攻める手が厳しいのです。 もう少し進めてみましょう。 |
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| ★1筋の攻防★ | ||||||||||||||||||||||||
| 後手の反撃も色々ありますが、ここでは△6九角打った変化を見てみましょう(他には△7五歩や△4九角など)。 「棒銀」はやはり2六銀を生かすことが大事なので当然▲1五歩の一手。 △同歩▲同銀と今まで紹介した「棒銀」と同じ様に銀の方から出て行きます(但し、ここは▲同香もある)。 銀・香交換の後△4七角成として第6図。 先手が端を破ったかのように見えますが、後手の馬の存在も大きいので形勢は「互角」です。 やはり矢倉でも端への棒銀は非常に効果的なので、この仕掛けも覚えておきましょう。 |
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| ★MEMO(ポイントその3)★ 一番実戦例が多い「端歩付き合い型」。やはりこの形は積極性も考慮して「棒銀」をお勧めしたい。 後手としては4七馬の存在が大きいですが、6四銀の働きがイマイチなのが気になるところです。 |
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| 常に角の打ち込みなどを警戒しなければならない特殊な形なので一手一手に複雑な変化が付きまといます。 激しい変化が多く、研究勝負とも言える「脇システム」は今でもアマチュアに大人気です。 |
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